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【展覧会】竹中の詩と小磯の絵画、そして彼らと関りの深い芸術家の作品から、約200点の資料や絵画を展示した展覧会「竹中郁と小磯良平 ―詩人と画家の回想録(メモワール)―」が小磯記念美術館にて2022年12月18日まで開催中

【展覧会】竹中の詩と小磯の絵画、そして彼らと関りの深い芸術家の作品から、約200点の資料や絵画を展示した展覧会「竹中郁と小磯良平 ―詩人と画家の回想録(メモワール)―」が小磯記念美術館にて2022年12月18日まで開催中

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アート新情報では、日本全国で開催されているおすすめの展覧会やアートイベントをピックアップして、みどころや開催期間・会場・巡回展などの情報をまとめました。

竹中の詩と小磯の絵画、そして彼らと関りの深い芸術家の作品から、約200点の資料や絵画を展示した展覧会「竹中郁と小磯良平 ―詩人と画家の回想録(メモワール)―」が小磯記念美術館にて2022年10月8日(土)~12月18日(日)まで開催中。本展のみどころや展示作品(一部)をご紹介します。

※以下、画像と展覧会説明はプレスリリースから引用

「竹中郁と小磯良平―詩人と画家の回想録(メモワール)―」概要

小磯良平 《彼の休息》 1927年 油彩・キャンバス 東京藝術大学蔵

小磯良平 《彼の休息》 1927年 油彩・キャンバス 東京藝術大学蔵

小磯良平 《練習場の踊子達》 1938年 油彩・キャンバス 東京国立近代美術館蔵

小磯良平 《練習場の踊子達》 1938年 油彩・キャンバス 東京国立近代美術館蔵

神戸を代表するモダニスムの詩人・竹中郁と画家・小磯良平は、1917 (大正6)年、旧制兵庫県立第二神戸中学校(現・兵庫高校)で出会い、無二の親友となりました。

二中時代の二人は絵画クラブに所属し、ともに展覧会鑑賞や写生に出かけました。竹中は関西学院(現・関西学院大)文学部 英文科 に進学、小磯は東京美術学校(現・東京藝大)に学び、それぞれ本格的に詩と絵画の道へ歩み出します。二人はヨーロッパへ遊学し、帰国後は神戸で活躍しました。

竹中は詩人でありながら画家たちのコミュニティに積極的に関わり、小磯も詩雑誌の表紙を手掛けるなど、二人の活動の場は重なりを持ちながら広がっていきました。本展では、竹中と小磯、そして彼らと関りの深い芸術家の作品から、約200点の資料や絵画を展示します。

竹中の詩と小磯の絵画が共有する清冽な世界観、そしてそれを生んだ神戸の 芸術的環境を、竹中の言葉を借りながら「回想録」のようにたどります。中学時代に画家を夢見た竹中の戦後の絵画約40点もご覧いただきます。

※11月15日(火曜日)より一部作品の展示替えがあります。

展覧会の構成と作品

01.出会い―第二神戸中学校―1917年~1922年

竹中育三郎(竹中郁)と岸上良平(小磯良平)は旧制神戸二中で出会いました。

ともに絵画クラブに所属し、神戸の風景を写生に出かけていたそうです。後に画家となる古家新(しん)や田中忠雄、すでに活躍していた川西英や今井朝路(あさじ)らと出会ったのもこの頃でした。竹中は最終学年の時に投稿した詩が『詩と音楽』(第2巻第1号、アルス)に掲載され、詩人・竹中郁としてデビューを果たしました。

02.それぞれの道へ―関西学院と東京美術学校―1922年~1927年

竹中郁は関西学院文学部英文科に、小磯は東京美術学校に進学しました。竹中は同級生らと詩雑誌に参加して詩才を磨き、やがて自宅に構えた「海港詩人倶楽部」から詩集『黄蜂(くまばち)と花粉』を出版します。

小磯は美校で洋画の技法を学び、卒業制作として竹中をモデルに起用した《彼の休息》を提出して首席で卒業しました。

03.ヨーロッパ遊学 1928年~1930年

竹中と小磯は約2年にわたりフランスに遊学しました。二人はともに美術館や劇場をめぐり、本場の芸術を吸収する日々を過ごしました。

詩作に大きな刺激を与えたマン・レイ監督の映画「ひとで」を竹中が鑑賞したのもパリでのことでした。小磯もやはりパリの空気を存分に吸い込んだ《肩掛けの女》をサロン・ドートンヌに出品しました。

04.才能の開花と充実 1930年~1945年

帰国した竹中と小磯は神戸を拠点に本格的に芸術活動に取り組みます。竹中は詩作の傍ら画家コミュニティにも参加し、神戸画廊が発行する機関誌『ユーモラス・ガロー』に美術批評などを寄せました。

新築された小磯のアトリエには仲間たちが集い、竹中は戦中の群像大作《練習場の踊子達》などで再び絵画のモデルを務めました。

05.神戸の“詩人さん”と画家 1945年~1982年

竹中と小磯は1945年の神戸空襲で住む家を焼かれ、戦前の絵画や膨大な蔵書も失いました。戦後の再出発として竹中は童詩雑誌『きりん』の発行に携わり、以後子どもたちの感性を育む仕事に注力しました。

小磯は東京藝術大学の教授を務めながらも、展覧会への積極的な出品をつづけ、自らの画業を切り開いていきました。戦後の二人はそれぞれの道を歩んでいきますが、分野こそ違えどおたがいに認め合い、神戸の街で比類ない芸術を生み出し続けたのです。

06.”画家”竹中郁

旧制中学時代に画家を夢見た竹中は、戦後、積極的に絵筆をとりました。竹中は小磯の絵画制作を近くで見て技法を学んだと言います。

竹中は目を引く鮮やかな色遣いで室内風景や静物を切り取った作品や、小磯があまり手掛けなかった自画像を多数描きました。竹中の独自のセンスを感じる40点余りの絵画を展示します。

「竹中郁と小磯良平―詩人と画家の回想録(メモワール)―」開催概要

展覧会名 竹中郁と小磯良平―詩人と画家の回想録(メモワール)―
会期 2022年10月8日(土)〜12月18日(日)
時間 10:00〜 17:00(入館の受付は16:30まで)
休館日 毎週月曜日
会場 神戸市立小磯記念美術館
住所 神戸市東灘区向洋町中5丁目7
アクセス
入場料 一般/1,000円(800円)
大学生/500円(250円)
高校生以下/無料

※価格は全て税込み。
※( )内は20名以上の団体料金
※大学生・高校生・中学生は学生証などの提示が必要
※神戸市在住の65歳以上の方は、年齢と住所が確認できるものをご提示いただくと500円
※障がい者手帳またはスマートフォンアプリ「ミライロID」などのご提示で無料
※「神戸ゆかりの美術館」「神戸ファッション美術館」へは、当日入館券の半券のご提示により割引
美術館公式サイト 神戸市立小磯記念美術館 サイト
SNS一覧
主催 神戸市立小磯記念美術館、朝日新聞社
協賛 一般財団法人みなと銀行文化振興財団
後援 関西学院大学、神戸新交通株式会社、NHK神戸放送局
協力 武陽会
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この記事を書いた人
Takenaka Kenji

著者名:Takenaka Kenji

デザイン事務所playpark代表、クリエイティブディレクター・Webディレクター・イラストレーター。 趣味は、美術館・展覧会・仏像巡り。 目標:全国の美術館を制覇する事。

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