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【展覧会】初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される展覧会「ボテロ展 ふくよかな魔法」が京都市京セラ美術館にて2022年12月11日まで開催中

【展覧会】初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される展覧会「ボテロ展 ふくよかな魔法」が京都市京セラ美術館にて2022年12月11日まで開催中

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アート新情報では、日本全国で開催されているおすすめの展覧会やアートイベントをピックアップして、みどころや開催期間・会場・巡回展などの情報をまとめました。

初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される展覧会「ボテロ展 ふくよかな魔法」が京都市京セラ美術館にて2022年10月8日(土)~ 12月11日(日)まで開催中。本展のみどころや展示作品・音声ガイドなどをご紹介します。

※以下、画像と展覧会説明はプレスリリースから引用

「ボテロ展 ふくよかな魔法」概要

南米コロンビア出身の芸術家、フェルナンド・ボテロ(1932年~)。1950年代後半から欧米で高く評価され、今日では現代を代表する美術家のひとりに数えられています。人物も動物もふくよかで、果物は熟れきっているかのように膨らみ、楽器や日用品さえも膨張しています。

ボリュームを与えられた対象には、官能、ユーモアやアイロニーなど複雑な意味合いが含まれ、観る人のさまざまな感覚に力強く訴えかけます。それは世界中で注目され続けるボテロ独特の「魔法」ともいえます。

南米だけではなくヨーロッパや北米、アジアでも大規模展が開催され、世界各地で人気を博しているボテロ展ですが、日本国内では26年ぶりの開催となります。

2022年、生誕90年の記念すべき年にボテロ本人の監修のもと、初期から近年までの油彩ならびに水彩・素描作品など全70点で構成される本展は、ボテロとの新たな出会いを生む貴重な機会となることでしょう。心奪われるあざやかな色彩と、ふくよかなフォルム。あなたがまだ知らない「ボテリズム」を体感してください。

フェルナンド・ボテロについて

ボテロに注目が集まったのは1963年、ニューヨークのメトロポリタン美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》が展覧されたとき、モダンアートの殿堂、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のエントランス・ホールにボテロの《12歳のモナ・リザ》(本展には出展されません)が展示されたことに始まります。その後、欧米で高く評価され、今日では現代を代表する美術家のひとりに数えられています。

本展は油彩、水彩、素描など全70点の絵画作品で構成されますが、1970年代から本格的に制作を開始したボリュームのある彫刻も有名です。あらゆる対象をふくよかに表現するボテロの作品には、不思議な感覚が漂い、観る者を惹きつける魅力にあふれています。

本展の作品紹介

第1章 初期作品

フェルナンド・ボテロ 《泣く女》

フェルナンド・ボテロ
《泣く女》 1949年 水彩/紙

フェルナンド・ボテロ 《バリェーカスの少年(ベラスケスにならって)》

フェルナンド・ボテロ
《バリェーカスの少年(ベラスケスにならって)》
1959年 油彩/カンヴァス

ボテロは20歳であった1952年、コロンビア国内の展覧会で受賞した賞金でヨーロッパに渡り、そこで3年間学びます。

特にイタリアでは、クワトロチェント(1400年代)の名画、そしてバーナード・ベレンソンやロベルト・ロンギといった当時の偉大な理論家たちの著述との出会いを通じ、自らの絵画の理論的基盤を形成し、発展させました。

ボテロのボリュームへの関心は17歳の時の作品《泣く女》(1949年)にすでに見出せますが、イタリアでの修行はそれを自覚的で継続的なものとしたといえるでしょう。

第2章 静物

フェルナンド・ボテロ 《楽器》

フェルナンド・ボテロ 《楽器》
1998年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《オレンジ》

フェルナンド・ボテロ 《オレンジ》
2008年 油彩/カンヴァス

1956年のある晩、ボテロはアトリエでマンドリンを描いていました。マンドリンの穴をとても小さく描くと、大きな輪郭と細部とのコントラストが生じ、楽器がふくらんで見えました。この時、彼は自分の仕事にとって、重要で決定的なことが起こったと感じたのです。

ボテロの様式は、かたちの官能性とボリュームの強調にあります。「ボリュームを通して、生命の高揚感が生み出されるが、デフォルメにより芸術には不均衡が生じる。それは再構築されなければならないが、一貫した様式によってのみ、デフォルメは自然となる」と、ボテロは言います。

静物画はボテロが繰り返し描くテーマの一つですが、彼の様式は、これを通してこそ生まれて来るものといえるでしょう。

フェルナンド・ボテロ 《黄色の花》《青の花》《赤の花》

第3章 信仰の世界

フェルナンド・ボテロ 《コロンビアの聖母》

フェルナンド・ボテロ 《コロンビアの聖母》
1992年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《守護天使》

フェルナンド・ボテロ 《守護天使》
2015年 油彩/カンヴァス

ボテロの全ての作品においては、青年時代の記憶が創作活動の主題となっています。

宗教的なテーマへの関心は、聖職者の世界とそこにあるかたち、色彩、衣装、そしてその造形的で詩的な側面を絵画的に探究するためのものであり、ボテロはユーモアと風刺をもって人物にアプローチしています。

司教、修道女、司祭、枢機卿は1930年代から40年代のボテロの故郷メデジンでは突出した地位にあり、彼らを描くことで作品には、ある種の懐かしさとともに風刺とユーモアがあふれてくるのです。こうした作品は、ときに予想外で驚きに満ち、起こりそうもない世界を表現してもいます。

第4章 ラテンアメリカの世界

フェルナンド・ボテロ 《通り》

フェルナンド・ボテロ 《通り》
2000年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《踊る人たち》

フェルナンド・ボテロ 《踊る人たち》
2002年 パステル/紙

1956年、23歳のボテロはメキシコ芸術に出会いますが、このことは一つのターニングポイントとなります。

自らのルーツや故郷コロンビアでの子ども時代の記憶にまなざしを向け、自作の中心的テーマとするようになったのです。同時にメキシコ芸術の大胆な色使いもボテロを触発し、彼の画面を色鮮やかなものへと変容させました。

近年ボテロは大型カンヴァスに水彩で彩色したドローイングを描くシリーズを制作していますが、そこでもラテンアメリカの世界は主題として生き生きと描写されています。

第5章 サーカス

フェルナンド・ボテロ 《象》

フェルナンド・ボテロ 《象》
2007年 油彩/カンヴァス

フェルナンド・ボテロ 《空中ブランコ乗り》

フェルナンド・ボテロ 《空中ブランコ乗り》
2007年 油彩/カンヴァス

2006年、ボテロはメキシコ南部の都市シワタネホの訪問中、ラテンアメリカの趣のある質素なサーカスに出会いました。

悲しみを内に秘めた人物だけではなく、何よりもその計り知れない詩的な味わいやかたちと色の造形性が、彼を驚かせました。この出会いは、ピカソ、マティス、ルノワールをはじめとする巨匠たちの作品によって高められた、サーカスという大きな可能性を秘めるテーマへと彼の想像力の扉を開きます。

サーカスの役者たちは、盛んに動いているにもかかわらずボテロ作品の人物に典型的な静けさと美学をも湛え、ダイナミックさと静寂の間を揺れる逆説的な感覚を伝えています。

第6章 変容する名画

フェルナンド・ボテロ 《モナ・リザの横顔》

フェルナンド・ボテロ 《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス

1952年に初めて欧州へ渡航して以来、ボテロは、ベラスケス、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ヤン・ファン・エイク、アングルなど、美術史における主要な芸術家たちへ造形的なオマージュを数多く捧げてきました。
過去の巨匠たちの名作を基にした一連の作品では、ボテロ独自の様式により他の芸術家たちの作品を全く異なるものへと変容させています。「芸術とは、同じことであっても、異なる方法で表す可能性である」というボテロの言葉を、強く思い起こさせるシリーズです。

画像は、今回世界初公開の「モナ・リザの横顔」です。

サポーター

BE:FIRST 初の展覧会オフィシャルサポーターに就任決定!

「ボテロ展 ふくよかな魔法」のオフィシャルサポーターに、7人組ダンス&ボーカルグループ、BE:FIRSTが就任しました。今後は、「ボテロ展」テレビCMへの出演や音声ガイドにも挑戦するなど、BE:FIRSTのメンバーがボテロ展の魅力を伝えるためにサポート活動をしていきます。お楽しみに!

<プロフィール>
SKY-HIが率いるBMSGに所属する、SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、RYOKI、LEOからなる7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」。 2021年11月にシングル「Gifted.」でデビューして以降、各種音楽チャートを席巻し、数々の賞を受賞するなど快進撃が止まらない最注目ボーイズグループ。2022年8月31日に待望の1stアルバム「BE:1」をリリース。

音声ガイド

スペシャルゲスト:BE:FIRST

オフィシャルサポーターを務める彼らが、音声ガイドにも初挑戦!
BE:FIRSTの7人が作品を見て感じたこと、気になったことを語りあうことで、ボテロの作品をより身近に感じることができます。

スペシャルトラックでは、中学生の頃にボテロの「モナ・リザ」を自分風に描いたことがあるというSOTAさんや、小さいころから絵を描くのが好きというRYUHEIさんたちが、今回の出展作品のなかで“皆さんへお勧めしたい作品”についても語っています。

ナレーター:伊東健人

ボテロの人生や様式、作品のテーマについて解説するのは、伊東健人さん。ときに作家本人のことばを引用しながら、ボテロの“ふくよかな魔法”の世界へと誘います。

アニメの声優のほか、テレビ番組のナレーション、映画の吹き替えなど幅広く活躍される伊東さんですが、美術展の音声ガイドのナレーターを務めるのは初めてだそうです。

<プロフィール>
声優。東京都出身。主な出演作に「2.43清陰高校男子バレー部」(小田伸一郎役)、「ヲタクに恋は難しい」(二藤宏嵩役)、「アイドルマスターSideM」(硲道夫役)、「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」(観音坂独歩役)など。

貸出料金 お一人様1台650円(税込)
所要時間 約30分
BGM♪ 南米出身の作曲家による音楽とともにお楽しみください。
(楽曲提供ナクソス・ジャパン株式会社)

■アプリ配信版「聴く美術」(iOS/Android)

販売価格 iOS 800円(税込)* /Android 730円(税込)
*Apple社のストア規定価格改定により、iOSは2022年10月5日より販売価格が730円から800円に変更となります。

「ボテロ展 ふくよかな魔法」開催概要

展覧会名 ボテロ展 ふくよかな魔法
会期 2022年10月8日(土)~ 12月11日(日)
時間 10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
会場 京都市京セラ美術館 本館 北回廊 1 階
住所 京都市左京区岡崎円勝寺町124
アクセス
入場料 【コロンビアキューピー付き チケット】
一般・大学生(当日)/2,400円

【和風マシュマロ(ほうずい)付き チケット】
一般・大学生(当日)/2,400円

【当日券(平日)】
一般・大学生/1,700円(1,600円)
中学・高校生/1,200円(1,100円)

【当日券(土日祝)】
一般・大学生/1,800円(1,600円)
中学・高校生/1,300円(1,100円)

※料金はすべて税込です。
※小学生以下は無料。
※平日券では土日祝はご入場いただけません。
※学生料金でご入場の際には学生証をご提示ください。
※本券の変更・払戻・再発行・転売不可。
※( )団体は20名以上。
※障がい者手帳等をお持ちの方(要証明)と同伴される介護者1名は無料。
チケット購入先 【和風マシュマロ(ほうずい)付き チケット販売サイト】
ローチケ

【コロンビアキューピー付き チケット販売サイト】
イープラス

【通常チケット販売サイト】
京都市京セラ美術館オンラインチケットイープラスローチケ【Lコード:54968】、チケットぴあ【Pコード:686-196】、セブンチケットRakutenチケットアソビューCNプレイガイド
公式サイト ボテロ展 ふくよかな魔法 公式サイト
美術館公式サイト 京都市京セラ美術館 公式サイト
SNS一覧
主催 読売テレビ、読売新聞社、キョードー関西、京都市
後援 コロンビア共和国大使館
協賛 光村印刷
協力 ルフト ハンザカーゴ AG、NX 日本通運、FM802、FM COCOLO
企画協力 NTVヨーロッパ
お問い合わせ キョードーインフォメーション 0570-200-888 (月~土 11:00~18:00  ※日・祝休み)
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この記事を書いた人
Takenaka Kenji

著者名:Takenaka Kenji

デザイン事務所playpark代表、クリエイティブディレクター・Webディレクター・イラストレーター。 趣味は、美術館・展覧会・仏像巡り。 目標:全国の美術館を制覇する事。

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