「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」が大阪中之島美術館にて10月26日から開催!

東京で好評だった『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』が、この秋大阪で世界巡回のフィナーレを迎えます。大阪中之島美術館にて、2023年10月26日(木)〜2024年1月14日(日)の期間、開催いたします。
本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18 世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。
「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けます。
本展では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。
※以下、画像と展覧会説明は、情報提供を受けてプレスリリースから引用

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《湖に沈む夕日》1840年頃 Photo: Tate

ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年 Photo: Tate
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- 01 テート美術館とは
- 02 本展のみどころ
テート美術館とは
テート・ブリテン正面外観、ロンドン、ミルバンク、2006年 Photo: Tate
セント・ポール大聖堂から見たテート・モダン、ロンドン、サウスバンク、2016年 Photo: Tate
TATE(テート)は、英国政府が所有する美術コレクションを収蔵・管理する組織で、ロンドンのテート・ブリテン、テート・モダンと、テート・リバプール、テート・セント・アイヴスの4つの国立美術館を運営しています。
砂糖の精製で財を成したヘンリー・テート卿(1819–99年) が、自身のコレクションをナショナル・ギャラリーに寄贈しようとしたことが発端となり、1897年にロンドン南部・ミルバンク地区のテムズ河畔にナショナル・ギャラリーの分館として開館、のちに独自組織テート・ギャラリーとなりました。2000年にテート・モダンが開館したことを機に、テート・ギャラリーおよびその分館は、テートの名を冠する4つの国立美術館の連合体である「テート」へと改組されました。7万7千点を超えるコレクションを有しています。
テート・ギャラリーの本館であったミルバンク地区のテート・ブリテンは、16世紀から現代までの英国美術を中心に所蔵。ロンドンのサウスバンク地区に位置するテート・モダンは近現代美術を展示しています。
本展のみどころ
1. 光とアートをめぐる200年の軌跡を体感
数えきれない表情をみせる「光」をどう作品で描くのか。
新たな芸術表現を追求するアーティストたちはこの難解なテーマに向き合ってきました。本展では18世紀末から現代までの光をめぐる表現や技法の移り変わりを明らかにします。ウィリアム・ブレイクやターナー、コンスタブルから、モネなどの印象派、そしてジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン、草間彌生ら現代アーティストまで、時代や地域、ジャンルを超えて「光の作品」を俯瞰できる会場構成です。
多様な光の表現に包まれる空間にご期待ください。ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
《光と色彩(ゲーテの理論)——大洪水の翌朝—— 創世記を書くモーセ》
1843年出品 Photo: Tate2. 英国・テート美術館からおよそ100点が日本初出品
本展では英国・テート美術館の7万7千点以上のコレクションから、「光」をテーマに厳選した約120点を展示します。
このうちおよそ100点が日本初出品! ターナーの死後に寄贈された世界最大級のコレクションから《光と色彩(ゲーテの理論)——大洪水の翌朝——創世記を書くモーセ》が初来日します。
また本展は中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドで話題となってきた世界巡回展です。最終会場となる大阪では、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ、マーク・ロスコなど人気作家による12点が日本限定で出品されます。ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》など日本初出品です。
ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》
1990年 Photo: Tate, ©Gerhard Richter 2023 (10012023)3. 光に包まれる注目インスタレーション
会場には光を用いた大型インスタレーション(空間芸術作品)も登場します。いずれも日本初出品となるジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》やオラファー・エリアソン 《星くずの素粒子》が作り出す光の空間をご体感ください。
ジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》1969年 © 2023 James Turrell. Photograph by Florian Holzherr
アンバサダー
本展アンバサダーは板垣李光人(りひと)さん。りひと(Licht)とはドイツ語で「光」。音声ガイドなど様々なかたちで本展を応援していただきます。
板垣李光人さんプロフィール
2002 年1月28日生まれ。俳優。出演作にドラマ「silent」「シジュウカラ」、大河ドラマ「青天を衝け」「どうする家康」、映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」など。演技以外にも独自のデジタルアートをNFTアート作品として販売するなど表現者として活躍の場を広げている。
開催概要
展覧会名 テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ 会期 2023年10月26日(木)〜2024年1月14日(日) 時間 10:00 〜 17:00(入場は16:30まで) 休館日 月曜日(ただし1月8日は開館)、12月31日、1月1日 会場 大阪中之島美術館 5階展示室 住所 大阪市北区中之島4丁目3-1 MAP 入場料 一般/2,100円(1,900円)
高大生/1,500円(1,300円)
小中生/500円(300円)
※( )内は前売り・団体料金。
※税込み価格。団体は20名以上。
※前売り券は10月25日(水)まで販売
※前売券販売期間:2023年8月28日(月)10:00〜 10月25日(水)23:59
※災害などにより臨時で休館となる場合があります。
※20名以上の団体鑑賞をご希望される場合は事前に団体受付フォームにてお問い合わせください。
※学校団体の場合はご来場の4週間前までに学校団体見学のご案内からお申込みください。
※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金の半額(要証明)。ご来館当日、2階のチケットカウンターにてお申し出ください(事前予約不要)。
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。お得な情報 【ファミリーデー】
10月28日(土)、29日(日)、12月23日(土)、24日(日)は小・中学生は本展観覧料が無料になります。(ただし、保護者同伴に限ります)
【おかわり割引】
有料観覧券の半券をお取り置きいただき、2回目以降のご来場時にご提示いただくと200円割引でご入場いただけます。
【相互割引】
本展観覧券(半券可)のご提示で、4階で開催される「特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー」(2023年10月7日(土)– 12月3日(日))、「決定版! 女性画家たちの大阪」(2023年12月23日(土)– 2024年2月25日(日))の当日券を200円引きで2階チケットカウンターでご購入いただけます。
・いずれも対象券1枚につき1名様有効です。
・チケットご購入後の割引はできません。
・他の割引との併用はできません。販売場所 公式オンラインチケット、美術館公式ホームページ、大阪中之島美術館(会期中開館日のみ)、ローソンチケット(Lコード:54508)、チケットぴあ(Pコード:686-585)、セブンチケット(セブンコード:102-050)、楽天チケット、イープラス、CNプレイガイドほかで販売。
※チケット購入時に手数料がかかる場合があります。公式サイトURL テート美術館展 公式サイト 美術館公式サイト名 大阪中之島美術館 公式サイト SNS一覧 主催 大阪中之島美術館、テート美術館、日本経済新聞社、テレビ大阪、京都新聞、神戸新聞社 協賛 岩谷産業、大林組、SOMPOホールディングス、ダイキン工業、DNP大日本印刷、大和証券グループ、三井住友銀行、三井不動産 協力 日本航空、フィナンシャル・タイムズ 後援 ブリティッシュ・カウンシル

Takenaka Kenji
playpark合同会社 代表・クリエイティブディレクター
1983年生まれ。大阪の出版社でデザイナー・編集者として勤務。ECサイト会社などを経て2017年デザイン事務所playparkを設立。2022年にアート、デザイン、エンタメ、クリエティブなど業界のクリエイティブを「発見し、考え、繋げる」をテーマにWEBマガジンBuzzruBubble(バズルバブル)をスタートさせる。
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