ベルギー人フラワーアーティスト ダニエル・オストと日本の伝統工芸作家たちが競演し、日本とベルギーの文化交流を目的とした展覧会「竹と花の奏宴」がしょうざんリゾート京都 北庭及び峰玉亭にて2024年10月30日まで開催
ベルギー人フラワーアーティスト ダニエル・オストと日本の伝統工芸作家たちが競演し、日本とベルギーの文化交流を目的とした展覧会「竹と花の奏宴」が京都・洛北の「しょうざんリゾート京都 北庭および峰玉亭」にて2024年10月25日(金)~30日(水)まで開催します。本展では約30の新作が展示予定で、みどころや開催概要などをご紹介します。
※以下、画像とテキストは、情報提供を受けてプレスリリースから引用
INDEX [CLOSE]
ダニエル・オスト「竹と花の奏宴」概要
<The Moon>金閣寺・方丈2009年 © DANIEL OST All rights reserved.
“イースト・ミーツ・ウェスト”
ベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストは、花という植物素材をいかし、東西文化の融合をテーマに世界の歴史的建物を舞台にして作品を発表しています。
特に、京都の町家・杉本家住宅(重要文化財)、世界文化遺産・仁和寺、東寺の灌頂院、金閣寺(鹿苑寺)で見せた斬新な和のアートは多くの人々に驚きと感動を与え、日本文化の美を再発見する機会になっています。
ベルギー王国大使館及び日本ベルギー協会の後援のもと、ダニエル・オストと日本の伝統工芸作家たちが競演し、日本とベルギーの文化交流を目的とした展覧会「竹と花の奏宴」が開催されます。
会場は、北山杉と苔と石の庭園で有名な、京都・洛北の「しょうざんリゾート京都」。しょうざんの秘園に佇む通常、非公開の竹の御殿<峰玉亭>と庭園を舞台に、ダニエル・オストのデザインをもとに、2023年人間国宝に認定された竹作家の藤塚松星(ふじつか・しょうせい、1949-)が作りあげる竹籠や京都の職人が編む竹のオブジェのほか、伝統の輪島塗の漆器や陶器に調和するモダンでアートな花のインスタレーションが会場に広がります。
京都の奥座敷の美しい自然の風景と、日本の伝統の技を世界へ向けて発信し、西洋と東洋の芸術文化が交流する展覧会「竹と花の奏宴」をぜひともご覧ください。
本展の見どころ
01.昨年人間国宝に認定された藤塚松星氏をはじめとする、日本の竹工芸作家とダニエル・オストのコラボレーション
ダニエル・オストのデザインをもとに、各作家がオブジェを制作
02.数寄屋の各部屋に融合する花のインスタレーション
●宙に浮く竹のオブジェ。ダニエル・オストのデザインした宇宙的な竹のオブジェ。
●巨大な竹の紙に咲く無数の花。183cmx183cmの竹の紙に試験管をつけ花をさします。
●枯れ草で緻密に編まれたオーガニックなオブジェ。SDGs/捨てられらる干し草が永久保存のアートに変身します。
03.静謐な曲水が流れる秘園に点在する花のオブジェ
江戸時代の初めに本阿弥光悦が移り住み開いた鷹ヶ峰芸術村の地で、モダンな竹と花のアートを観賞する秋の一日です。
ダニエル・オスト氏プロフィール
1955年ベルギー・セントニクラス(アントワープまで約20㎞)に生まれる。
祖父母の影響で幼少の頃から植物に親しみ、20代に数々の権威ある世界大会で賞を獲得する。
ベルギー王室のロイヤルウェディングの装飾をはじめ、世界各地の伝統的な建築物を舞台に作品を発表。植物を素材にして創り上げる美しい造形は、これまでの花の概念を超え、花を新しい芸術へと導く。その独特な発想と世界観で、「花の建築家」「花の彫刻家」と称される。
日本では京都の重要文化財に指定された京町家・杉本家住宅や世界文化遺産の京都・仁和寺、東寺・灌頂院、金閣寺などで開かれた展覧会が大きな反響を呼んだ。平成25年秋には出雲大社<平成の大遷宮>奉祝事業、令和元年秋には明治神宮鎮座百年祭の奉祝事業として奉祝の花会が開催された。
平成27年に大原美術館で開催された展覧会には秋篠宮殿下と佳子内親王がご来臨された。
平成27年秋の叙勲で、花の芸術家として旭日小綬章を受章した。
ダニエル・オストこれまでの展覧会実績
ダニエル・オスト展<京都・杉本家の秋> 1997年11月
ダニエル・オストin 金沢能楽堂2000年10月13日~14日
ダニエル・オスト展<京都・杉本家の春> 2002年3月9日~13日
ダニエル・オストウェディング・ショーin ホテル日航東京2003年9月23日
ダニエル・オストローズプロジェクト(綱町三井倶楽部) 2004年3月6日~9日
京都・仁和寺~時空を超える花~ 2004年11月18日~21日
ウェディングショーin ホテルオークラ神戸2005年2月10日、11日
ダニエル・オスト展EAST&WEST 草月プラザ2005年11月19日~24日
ダニエル・オスト展in 東寺・秋2006年11月19日~25日
シブヤ西武リニューアルオープン記念「華やかなる花の小宇宙展」2007年3月2日~7日
ダニエル・オスト展in 東寺・春2007年3月22日~27日
そごう心斎橋本店「ダニエル・オストの小宇宙展」2007年9月20日~25日
帝国ホテル東京ダニエル・オストのロイヤルウェディング2008年3月24日
西武池袋本店「ダニエル・オストが創る花の小宇宙展」2008年3月30日~4月6日
日本橋髙島屋花の建築家ダニエル・オスト「おもてなしの花空間」2009年3月4日~9日
ダニエル・オスト展in 金閣寺2009年3月25日~28日
帝国ホテル東京ダニエル・オストのクリスマス2009年12月10日
西武池袋本店「ダニエル・オスト花と煌きの小宇宙展」2010年3月17日~23日
ローラン・ペリエガーデン(シャネル銀座ビル屋上) 2010年5月21日~23日
帝国ホテル東京ダニエル・オストのクリスマス2010年11月30日
花のインスタレーションin 綱町三井倶楽部2011年5月24日~26日
松坂屋名古屋店「華麗なるテーブルコーディネーション」展2012年6月27日~7月2日
出雲大社「平成の大遷宮」奉祝事業奉祝の花・ダニエルオスト八幡垣・織アート2013年10月18日~10月23日
大原美術館「ダニエ・ルオストの花とこころ」2015年3月1日~3月4日
明治神宮鎮座百年祭奉祝事業ダニエ・ルオストの花2019年11月28日~12月1日
<The Wave>明治神宮ミュージアムエントランス2019年 © DANIEL OST All rights reserved.
金閣寺2009年 © DANIEL OST All rights reserved.
東寺2006年 © DANIEL OST All rights reserved.
明治神宮2019年 © DANIEL OST All rights reserved.
しょうざんリゾート京都について
会場のしょうざんリゾート京都が位置する京都・洛北の地、鷹ヶ峯(たかがみね)は、江戸時代初期の芸術家、本阿弥光悦(ほんあみ・こうえつ)が徳川家康から与えられ、一族をあげて、ここに移り住み、芸術村を開いたことから始まる。
光悦は、鷹峯三山(鷹ヶ峯、鷲ヶ峰、天ヶ峰)を愛し、そのふもとの谷を流れる紙屋川は天皇の綸旨に用いられる紙を漉いたとも言われている。
1951年、西陣の着物メーカー「しょうざん」創業者の故・松山政雄氏が「花と緑の観光工場」という信念の下、この地の開発に着手し、この広大な芸術空間を一代で築いた。約3万5千坪の広大な敷地には、庭園、会員制・高級ホテル、レストラン、結婚式場などが配置されている。
庭園は北庭と南庭に分かれ、今回展覧会場となる北庭は、北山台杉と紀州石をふんだんに使い、楓と苔、梅林、渓流や池も巧みに配された、とても印象的な庭園となっている。北庭の中には、迎賓館として作られた峰玉亭がある。松山の美意識に裏打ちされた贅を尽くした建物で、普段非公開だが、今回、ダニエル・オストが各部屋に竹とコラボした作品などを展示し、
伝統的な日本家屋との融合が楽しめる内容となる。
そして、峰玉亭だけでなく、北山杉が連なる北庭のあちこちにも作品が展示される。夜にはライトアップされ、闇に沈む庭に幻想的な光景が浮かび上がる。合計で約30のダニエル・オストの新作が展示される予定。
開催概要
展覧会名 | ダニエル・オスト「竹と花の奏宴」 |
会期 | 2024年10月25日(金)〜10月30日(水) |
時間 | 9:00~20:00 (17:00から夜間ライトアップ) |
会場 | しょうざんリゾート京都北庭および峰玉亭 |
住所 | 〒603-8451 京都府京都市北区衣笠鏡石町47 |
MAP | |
入場料 | 当日券5,500円(いずれも庭園入場料500円、消費税含む) ※中学生未満は入場料無料 |
チケット購入先 | ・イープラス( https://eplus.jp/sf/detail/4103550001 ) ・KKday( https://www.kkday.com/ja/product/248708 ) ・ダニエル・オスト事務局(TEL 03-6278-8145、FAX 03-6278-8146)、E-MAIL info@danielost.jp |
公式サイト | http://www.danielost.jp/event/index.html |
会場公式サイト | https://www.shozan.co.jp/ |
主催 | ダニエル・オスト京都プロジェクト実行委員会 |
特別協力 | しょうざんリゾート京都 |
協力 | 717株式会社、産経新聞社 |
協賛 | ダイキン工業 |
後援 | ベルギー王国大使館、日本・ベルギー協会 |
Takenaka Kenji
playpark合同会社 代表・クリエイティブディレクター
1983年生まれ。大阪の出版社でデザイナー・編集者として勤務。ECサイト会社などを経て2017年デザイン事務所playparkを設立。2022年にアート、デザイン、エンタメ、クリエティブなど業界のクリエイティブを「発見し、考え、繋げる」をテーマにWEBマガジンBuzzBubble(バズバブル)をスタートさせる。
スポンサーリンク